何を選手に教えるべきか?
日本ハムの監督である栗山英樹氏の本『稚心を去る』。
そこで面白いテーマについて論じている。
守備は教えるべきか?
バッテイングは教えるべきか?
球史に残る名ショートである広岡達朗さんは、「教えるべきだ」と言う。
三冠王の落合博満さんは、「教えるのではなく、一緒に見つけることだ」と言っている。
栗山氏は、どちらの考え方にも賛同できると述べている。
広岡氏・・・守りは、たしかに教わるとうまくなる。本当にうまい人に教わりながら、徹底的に数をこなしていくと成果が現れるケースが多い。考えてみると、9割8分は成功するのが守備。ということは、論理的に正しい形があると考えたほうが筋は通りやすい。
落合氏・・・打つほうは、教わるとかえって打てなくなることがある。打ち方が理にかなったものに近づいたことで、無駄な間がなくなって、タイミングがずれたりする。だから「正しいことを教えるんじゃなくて、一緒に見つけることだ」と言っている。
栗山氏・・・確率で言えば、守備と違って4割打てるバッターはまずいない。ほぼ確実に6割以上は失敗するということだ。ということは、バッテイングに絶対的に正しい論理など存在しないのではないか、そう考えたくなってしまう。
あのホークスの柳田だって、理想的な打ち方をしているかと言えば、決してそんなことはない。タイミングを取って、ただ遠くに飛ばしたいと思って思いっ切り振っていたら、自然とバットの軌道が良くなっていた、そんな印象を受ける。それでいいんだと思う。
面白い意見ですね。
確かにバッティングは難しいですね。
私もバッティングを子供に指導する時に、子供によってそれぞれ個性があります。
その個性を生かすのか、殺すのか。。。考えだしたらキリがありませんし、答えが難しいです。
でも守備は繰り返し基本をやることで、子供達は明らかにうまくなりますね。
繰り返しの大事さを子供にわかってもらうことは大事ですね。