横浜ベイスターズの筒香選手も野球観が大きく変わったというドミニカ野球での経験。
私もこの記事を見て、少年野球の指導に対して思うところがありました。
詳しくはこの東洋経済の記事を見てください。
https://toyokeizai.net/articles/-/208245
ドミニカ共和国は、人口わずか1000万人だが、メジャーリーガーを2017年は151人も輩出している。人口1億2000万人の日本では今、メジャーでプレーしている選手は8人にすぎない。
「ドミニカ共和国には甲子園のような18歳をピークとする大きな大会はありません。子どもは最初からメジャーリーガーになりたいと思っている。そこから逆算して、技術やメンタルを学んでいくわけですが、指導者はその根底にもっと大事なものがあるというのです。それは”その選手が野球を好きになれるかどうか”ということです。
それがないと、技術を磨いたり、激しい競争の中で力を発揮したりすることもできない。だから、日本でいう小学生の時代には”野球好き”になることに集中する。とにかくこのスポーツは楽しい、時間も忘れてできる、と小学生のうちに思わないと、その先の可能性がないという考えです。
つまり野球を楽しめるか?というが、ドミニカの野球をみていると「野球の上達にもつながっている」ということです!
子どもたちに野球のいろんな動作をさせる。うまくできるときも、できないときもありますが、うまくできたときに、指導者がぱっと褒める、そういう繰り返しで、”野球が好き”という気持ちを育んでいくんですね。子どもたちはもともとうまくなりたい、という気持ちを絶対持っています。その気持ちを伸ばしてやるわけです」
ドミニカの子供たちは本当に楽しそうに野球をやります。そしてほとんどの子供のヒジや肩が傷ついていなかった。
これは日本と違い勝利至上主義ではないドミニカ野球の良い部分なのでしょう。
「高校野球、部活は教育の一環か? だとすれば、どういう部分がそうなのか?」
指導者たちは口々に発言した。
「どのように生きるかを知らしめる」
「人間性を身に付ける」
「礼儀、作法」
「チームワーク」
「モノの考え方、生き方」
ひととおり出尽くしたところで、指導者に向かって、こう言った。
「これってみんな、子どもの将来に向けた目標ですよね。教育なんだから、そういうことでしょう。でも、皆さん、実際には子どもたちに在学中の結果を求めていませんか。甲子園や全国大会へ向けて勝つこと、成果を挙げることを求めていませんか? 教育とは教育を終えてから成果を出すことが目的であるにもかかわらず、教育中の結果を求めることは教育ではないのではないですか? ドミニカ共和国と、日本の少年野球の最大の違いはここにあるんです」
この言葉には心を打たれますよね。
私達日本の親たちも子供の教育や成長のために野球を指導しているのにいつしか結果だけを求めてしまってはいないだろうか?
色々と思うところのある記事の紹介でした~。