ソフトバンクホークスの和田毅投手の「もし僕が少年野球の監督なら・・・」という記事を読んでとても共感できたので、紹介します。
和田投手が野球を始めたのは小学1年生の時。
初めて野球に接したこの時の印象が、現在も強烈に心に残っているそうだ。
・ボールを投げる。
・ボールをバットで打って走る。
この基礎的な動作が楽しくて仕方なかったとのこと。
和田投手は身体の小柄でキラリと光センスを見せていたわけではなかった。
にもかかわらず、自分で小遣いをためて目覚まし時計を買い、毎日のように朝練にも参加していたそうだ。
なぜ続けられたかというと「野球って楽しいな!」という思いがずっとあったそうだ。
何か新しいことを始めるときに、それを継続できるかどうかは、「最初の印象」に大きく左右される。
例えば小説でも漫画でも最初の導入部分を読み始めて面白くなければやめてしまう。
勉強に関しても同じこと。
基礎となる初歩段階の内容をマスターして「わかるぞ!」という手ごたえをつかめば次の段階にステップアップしても興味を持って積極的に取り組める場合がおおい。
最初につまづいてしまうと・・・。
これは勉強でも野球でも同じだろう。
最初の段階で「野球は楽しい!」と思ってもらいたい。
和田投手がまず仮に少年野球の指導者になったりしたら、
まずは子供たちにこの「楽しさ」を共有してもらうことを最優先にするだろう。
どんな初心者でも必ずボールやバットを触れる時間を十分に用意し、ボールを投げたり、バットで打ったりという単純動作の面白さを体感してほしい。
初心者にいきなり球拾いや声出しばかりをしても楽しいはずがない。
「野球なんてつまらない」と思うだろう。
「成長による楽しさ」についても言及している。
ランニングしたり、トレーニングしたりすれば、息が上がって苦しいのは当たり前だ。
そして試合で負けたり、ヒット・ホームランを打たれたりすれば悔しい。
しかし、それらの練習を継続することで「できなかったことができるようになるとき」がやってくる。
その時の喜びは格別でさらなる練習の原動力になってくれる。
どんな道を選ぶにしても、何かを「続けていく」うえでは、「楽しさ」の実感が必要なのではないだろうか。
「所感」
和田投手の考えにとても共感できますね。
そして全国の少年野球の指導者にも共感してほしい内容です。
「勝ちたい!」「勝たせたい!」と思うことは当然ですが、それだけではダメということですね。
監督やコーチは「子供の未来、夢を預かっている」と認識しながら指導をしなければいけないと思います。
その中心は、「楽しくなければ継続できない」「継続することの大切さ」「子供の成長」でしょう。
よく少年野球の試合では、監督の怒鳴り散らす罵声が聞こえますね。。。
あれは本当に指導なんでしょうか?子供は楽しいでしょうか?自分のウサ晴らしではないの?とか感じてしまうこともたまにあります。
怒るのがダメなのではないと思います。愛のある怒り方であればいいと思います。
子供の成長を考えて今後も気を付けながら指導を考えていければと思います。