甲斐拓也はなぜ盗塁が刺せるのか?
2018年の日本シリーズ、広島VSソフトバンク。
広島の俊足ランナーを6連続で盗塁死させ、完全に勢いをソフトバンクにもっていった。
その勢いでソフトバンクは日本一になり、甲斐拓也は日本シリーズMVPを獲得した。
ピッチャーからの球を受けてから、キャッチャーの送球が二塁カバーの野手のグラブに収まるまでの時間はプロ平均で2秒ほど。
1.8秒台ならトップレベルと言われるが、なんと甲斐は1.7秒台。
今季の盗塁阻止率は、12球団トップの4割4分7厘を記録した。
そんな甲斐キャノンの秘密はどこにあるのか?
FRYDAYデジタルでこちらの記事を見つけた。
1 捕球する前から左足を動かしスムーズに送球できるような体勢に入る。
2・3 捕球と同時にポケットの浅いミットから右手に素早くボールを持ち替え。
4 手首のスナップをきかせて二塁ベースへ向けて正確に投げ込む
甲斐選手は、研究熱心でどうやればスローイングが早くできるか?を考え、ライバル選手である当時西武にいた炭谷銀仁朗(2019年より巨人)のキャッチャーミットに注目。
捕手のミットの多くはフォークボールなどの変化球をしっかり抑えるためポケット(グラブの内側)が深い。
炭谷選手のキャッチャーミットは捕ったボールを素早く右手に持ち替えることができるように浅いそうだ。
甲斐選手もその浅いキャッチャーミットに変えたそうだ。
いかに捕球してから素早く二塁ベースに送球するかにこだわった結果なんですね。
決して肩は弱くないですが、肩が強くなくても捕球してから素早く投げることで肩の弱さをカバーできるのではないでしょうか?
少年野球のキャッチャーにも勉強になる事例ですね。
こんな甲斐キャノンのプレーは今後も注目です!