「身長が決まるのは、遺伝が80%、環境因子が20%」
野球をやっている子供達にとって「背が高くなりたい!」というのは永遠のテーマですね。
このテーマについては、私の子供にも実践していきたいので、このテーマはずっと追っていきたいと思います。
今回ご紹介する本は、コチラ!
「身長は9歳までの生活習慣で決まる!」
9歳までの生活習慣というよりは、子ども達が背を大きくするためにはということをわかりやすく簡潔に説明した本。
こちらの本によると最近の日本人は欧米人に引けを取らないほど手足が長く、スマートで背の高い人が増えてきている。これはみんな周知の通りでしょう。
しかしそれは食生活が大きく変化した戦後からの高度経済成長期を中心に2005年までとのこと。
2005年~の日本人身長は止まっているという事実が。
文部科学省の発表によると、「日本人の身長はこれ以上伸びない!」だけでなく、
「今後は背が低くなる可能性が高い」というから驚きの事実。
すでに広く知られている感があるが、医学的には身長が伸びるか否かは「成長ホルモン」をいかに多く分泌させられるかにかかっているとのこと。
子供の身長は将来どのくらい伸びる?
残念ながらやはり身長は、遺伝によるところが大きいです。
男の子・・・(父親の身長+母親の身長+13)÷2̟±9
女の子・・・(父親の身長+母親の身長-13)÷2̟±8
男子の「±9」、女子の「±8」部分が、遺伝以外の要因。
遺伝が大きな要素ですが、逆に言うと
生活習慣次第(遺伝以外)で、将来の身長の差が男子では18cm、女子では16cmもあることになる。(20%は環境要因!⇒なんとかなる!)
女の子は9歳9カ月、男の子は11歳6カ月までに身長が決まる
本書によると、身長が伸びる時期は決まっているとのこと。
「背を伸ばすために重要なのが、睡眠中に分泌される成長ホルモン。
しかし、思春期が来ると成長ホルモンよりも男性ホルモン、または女性ホルモンで伸びる要素の方が強くなる。」
「今の日本人は思春期を迎えるのが、女子が平均で9歳9カ月、男の子が11歳6カ月。
そこから思春期が終わるまでに女子はプラス25cm、男子はプラス25cm〜30cmほど伸びるのが一般的で、それ以上大幅に伸びる可能性はほとんどない。
つまり、思春期が来ると、最終身長はだいたい決まってしまう。」
これは衝撃の事実ですね・・・。
身長が伸びる=身長の高さには、「骨の伸び」が影響
その鍵を握っているのは、骨の両端にある「骨端線(こったんせん)」(成長線)という軟骨部分。
「子どもの骨には、完成されていない「骨端線」という部分が残っていて、そこにさまざまな栄養が入っていくことで、骨が伸びていくとのこと。」
「通常、男の子だと、思春期がくると25~30センチくらい背が伸びて、成長が止まるようです。
でも思春期が1年、2年と早くきてしまうと、1年で5センチ、2年で10センチ低いスタートからの伸びとなるため、最終的な身長も低くなってしまうとのこと。
思春期が来るのが早い子は、低身長になることが多い。
では思春期はなぜ早くきてしまうのか?
その原因はわかっていませんが、よく言われているのは、日本人の思春期が昔と比べて徐々に早くなっていて、それには「睡眠」が影響しているのではないか、ということ。
子供は夜に勉強をたくさんしてストレスをためてしまっています。
またテレビやゲーム、そしてユーチューブなど・・・
寝るのが遅くなってきてますよね~。
日本人と韓国人の睡眠時間は短く、世界でも1・2位を争う。
欧米の人々のほうが、思春期が早そうに思えますが、じつは日本人の方が、思春期が早いのです」
また、子どもが潜在意識で「早く大人になりたい」と考てていると、本当に思春期が早くきてしまうこともあるそうだ。
思春期が早く来てしまうと、その分身長の「伸びしろ」が少なくなる。
さらに、睡眠不足が続くと、成長ホルモンも十分に分泌されない。