過去と現在の家具のサイズ比較
マンションに住んで12年、家具についていろいろと自分なりに考えてきました。
同じ間取り、ヘーベー数でも、家具によって広さの印象が変わることに気付きました。
ソファーは2台目ですし、ラグについては何枚変えたかわかりません。ラグにおいては赤ちゃんがいる時は洗い替えできるものを選んでましたので、写真にないものもあります。
そんな中で持論としてリビングが広く見える家具のサイズについてお話ししたいと思います。
我が家の2019リビングです。ソファーは横250㎝、縦は一番長い場所で160㎝あります。
また、ラグは300㎝×200㎝あります。
これは、どちらも大きい部類に入るのではないかと思います。
2016年に使っていたソファーは横幅が180㎝くらい。ラグは240㎝×170㎝で、2019と比べると一回り小さいです。現在はソファーに3~5人座れますが、この時は2~3人くらいしか座れませんでした。
大きい家具を置くと、部屋が狭くなると思いがちですが、実際に使ってみると、ソファーやラグを大きくしても部屋は特に狭く感じないことに気付きました。
それはなぜか?
それは「小さな家具なら、部屋の空いているスペースが多くなる、だから部屋が広くなる」という考え方に落とし穴があるからです。
マンションのつくりと死角について
マンションでは一般的な間取りの多くが縦リビングか横リビングのどちらかになると思います。うちの間取りは縦リビングです。ですから、ダイニングとリビングが縦につながっています。
どちらも同じなのですが、リビングとダイニングに区切りはないということです。どちらにしても自分で「ここからがリビング」とかなんとなく決めて家具を置いているのではないでしょうか?
そして、12年住んでいて思うのですが、意外に人は少しのスペースでしか生活していないことに気付きます。
くつろぐ場所は、ダイニングの椅子か、リビングのソファーか、ソファーの下のカーペットの上か、ゴロゴロするとしてもその辺でしょう。
そう考えると、ダイニングとリビングの間のスペース(リビングとダイニングの間の部分)を広くとることはもったいないように思うのです。ここが死角です。
具体的に言うと水色の部分が、リビングとダイニングの間のデッドスペース(2019リビング)
2017リビングの方が2019リビングに比べ、このデッドスペースが多いです。
家族のくつろぐスペースを広く取る
私たちにとって、リビング=ソファーというイメージが強くあるため、ソファの幅が広くなると、リビングとしての場所が広くなったように感じます。ラグも同じで、ラグの部分までをリビングと認識してしまうのです。
リビングを広く見せたい場合はソファーとラグを大きめにし、ダイニングを広くしたい場合はダイニングテーブルを大きめにするのが良いかと思います。
うちは、食事とおやつは必ずダイニングでとります。なので、リビングではテレビをみたり、寝転んだりしてくつろぐ場所です。今はダイニングもソファータイプのものがあったり、テレビを見る時にダイニングテーブルから見る人など様々なので、家族がどこを広くするのが一番リラックスできるのかを考えてリビングとダイニングの部屋の割合を決めればいいのです。
マンションだと床暖房で「リビング」「ダイニング」など床の範囲が指定されている場合が多く、なんとなくスペースを決められているような気もしますが、基本的には配線と一緒でそれに従う必要はないのです。