専業主婦をやめると決めた時
私は7年間専業主婦をしていました。子供は小学1年生と幼稚園の年中さんの秋に働くママになりました。
働くことが決まったのはあっという間でしたが、それを実行するにはある程度の勇気と家族の理解が必要でした。
専業主婦というのは、家族のことを一番に考えて臨機応変に対応できるというメリットがあります。逆に、働くママになることは家族にとってはある意味リスクになり、今までより家族の負担が増える可能性があります。特に旦那さんには一番の負担となるでしょう。
以前、働くことに決めた理由を記事にしましたが、働く前、夫に理解してもらうためにしたことを書いていきます。
旦那さんに理解してもらうために
まず、一番理解してほしいのは旦那さんです。旦那さんがオーケーしてくれれば90%は安心です。
よくあるのが「私が働きたいから、周りが働いているから」などの抽象的な理由を伝えることです。自分の欲として〜したいと言って理解してもらおうとすると相手がうまく理解してくれないことが多いです。
あとあと働いた時に、なにか家族に負担が出た時、旦那さんから「お前のワガママで働いたんだから、自分でなんとかしろ」といわれてしまいます。
必要なのは、最後に自分が働くことを夫婦で決めたという話し合いの記憶です。
これは、働く前に旦那さんにまず最初に言うべきことで「私は家族のことを一番に思っていて、それでいてみんなが反対するなら働かないという選択肢もある」という意味でもあり、働きたいからというよりは家族の形をもっとステップアップしていきたいという相談になります。
決して自分の意見を通したわけではなく、みんなでママが働くことを選んだという形にすることがベストです。
なぜこんなことを言うかというと、専業主婦になったことがない働くママには到底理解できないことだと思います。時代は男女とも働き、男子も育休をとる時代ですから、何を古いことを言っているのかと思う方もいるでしょう。ですが、実際、専業主婦から働くのは旦那さんを基本的に根本から変えないとなりません。今まで自分は仕事だけで、家のことは奥さん任せというのが専業主婦の家庭では普通だと言えるからです。それだけ自分は稼いでいて、奥さんが働く必要はないと考えている旦那さんが多いのではないでしょうか?専業主婦なら多分、専業主婦から働くことへの勇気が必要なことをわかってもらえるのだと思っています。
何度もさりげなく伝えてみる
人は同じ依頼でも何度かさりげなく伝えていけば、希望が通りやすくなるという傾向にあります。新しいことを突然言われてしまうと、脳がついて行かず、相手も「まずは否定しなくちゃ」と思ってしまいます。
だから、会社でも同じですが、さりげなく新しい企画などは考えてる段階で上司の耳に入れておき、そのあとしっかりプレゼンすると、本気度を感じてくれて企画が通りやすくなります。
事前に耳に入れておけば、上司は部下を応援したくなりますし、頼りにされていると感じて嬉しいはずなのですから。
さて、私が働き出したのは10月くらいですが、実際に働きたいと思ったのは4月くらいです。
その間の、きちんと旦那さんに相談する前から、粛々とプレゼン準備をしていました。
冗談で働くことを匂わせて家族の反応を見たり、自分で実際に働いた時のシュミレーションをしたりしました。
実際に近所の面接を受けに行って、旦那さんに話したりもしていました。
旦那さんは「なんとなく、妻は働きたいんだな」と思ってくれたと思います。
そして、旦那さんがどう働いてほしいかも、ここでリサーチできます。
我が家の場合、近所の量販店やショップ店員などでは働いて欲しくないようで、あとあと身にになる仕事をしてほしいと思っていたようです。
本気のプレゼン!メリットデメリットを提示する
そんな時、以前働いた会社から「戻ってこないか、私に合う部署がある」という連絡を以前の上司から頂きました。
働くにはタイミングがあると書きましたが「タイミングが来た!」と思いました。近所のショップ店員の面接で土日に絶対出勤しないと言って落ちたところに、土日出勤のない仕事の依頼が向こうから来たのです。
ここから、働く為の本気のプレゼンを行いました。誰に?旦那さんにプレゼンするのです。各テーマに合わせてメリットデメリットを提示し、シュミレーションに合わせたリスク想定を行いました。
お金に関するメリットデメリット
これはほとんど税金対策です。社員か契約社員かにより、お給料も違いますが、まずは時給制からの仕事復帰が多いのではないでしょうか?
その場合、103万の壁、106万の壁、130万の壁がありますから、勤め先の時給と働く時間などの契約内容を考える必要があります。
また、子供が小さい場合、延長保育などの金額によっては働く方が損になる場合があるため、ここもしっかり計算しましょう。
専業主婦から働く場合、旦那さんはお金のことをあまり気にしていない場合が多いです。税金があまりにも多くなってしまい、働く時間と見合わない場合は働くことを理解してもらえない場合もあるので、「損はない」ということをしっかり説明しなければなりません。預かり保育料金が働く時給より高くなる場合には何をしているのかわからなくなりますから、それならば将来的にどういうメリットがあるのか説明する必要があります。