小学校が遠く、子供の登下校が心配の時
我が家のように小学校から1分足らずの場所にあり、信号も渡らないというのなら問題ありませんが、小学校まで歩いて20分もかかる場合は登下校が心配です。
ちなみに、距離によって親が登校約束をするかしないかというのは少し違います。うちのマンションでもたくさんの親同士が登校約束をしていました。毎朝1階のロビーで友達を待っている間にもう、教室の机に座っているくらいの近い距離なので、私はどうにも理解に苦しみました。
話は脱線しましたが、小学校が遠く、暗い道や国道を渡る信号などがあり、最初の登校が心配な場合はどうしたらいいでしょうか。
私の幼稚園から仲良しの友達がこのパターンでした。彼女の子は1年生の最初の時は同じマンションの子の誘いを受けて親同士で登校約束をして小学校に行っていました。しかし、5月になる前からひとりで登校するようになりました。
この子が登校約束をした子達と気が合わず「一人で行きたい」と言い出したこともあります。なので早々に登校約束から抜けて、今では一人で小学校に行っています。抜けた時は相手の親からいろいろ言われたそうですが、そもそもそこまで親同士も仲良くなかったため、彼女が気にしないことで問題は大きくならずに済みました。
では、登校約束から抜けて本当にわが子一人で20分の道のりを行かせたのか?そうではありません。親がきちんとルートを教えたのです。
登校練習を子供と一緒にしよう
彼女が行ったのは、土日や暇な時間に小学校までのルートを何回か一緒に歩いて登校練習をしたことです。
何が危険で、事故のリスクがあるか、歩きながら教えたそうです。
彼女の家から小学校までは遠く、大きな道路を渡りますし、踏切がルートで通れないので暗いトンネル?の回り道をしなくてはなりません。なので、そこをどうわたるか、歩くときはどっち側に寄るのかなど教えたそうです。
また、彼女の家には知らない人に声をかけられたときにどうすればいいかの標語が貼ってあり、絶対に人についていかないことを教えていました。
そして、実際は小学1年生の1学期まで親が途中まで付き添って登校していました。これは親のタイプにもよるのかと思いますが、心配なら、誰かに頼むのではなく自分が登校途中まで子供に付き添えばいいのです。その方が子供にとっても親にとっても、あとあとリスクになりません。
そんな心配をしていた彼女の子は小学2年生になりました。とても小さいのですが、習い事もうちに遊びに来るのもひとりでできるようになりました。心配することは親の務めですが、最初、しっかり教えて子供を信じることも重要な親の務めだと思うのです。
子供が自分で登校約束をした子がいたら
親同士で登校約束をしなくても、そのうち子供同士で登校約束をしてくるものです。それは同じクラスであったり、もしかして学年の上の子かもしれません。
子供にも相性があるので相性の良い子と行くようになります。
そうなったときは子どもが約束をした親と授業参観などで顔見知りになっておくのも良いです。「いつも一緒に登校しているみたいで、子供から聞きました。いつもありがとうございます」という程度の挨拶をしておくと安心です。
以前の記事にも書きましたが、子供が選んだ友達の親は親の相性も良いはずですから、親同士が登校約束をするより、リスクはかなり低くなります。また、学年が変わっても子供を主体にしておけば、登校する子が変わってもなにも恐れることはありません。親がそこまで干渉する必要はないのですから。
「もっと子供を信じて、心配なら自分と子供で出来る限りのことをして乗り越える」のがまずは大切です!