新1年生 先生からの電話と対応
新学期が始まりました。新しいクラス、新しい教室になりました。長男が小学校に入学し、1年生一学期が過ぎたころの話です。神奈川県は二学期制が多く、私たちのエリアも二学期制です。二学期に入る秋頃から息子は、姿勢の表もはずされ、クラスの友達ととても楽しく過ごしていたように思います。
それでもやはり、毎日の電話が3日に1度になったものの、電話が夕方かかってくることは変わらず、内容も変化してきました。
電話の内容は、姿勢が悪い、忘れ物をする、授業中にボーっとしているなどの注意から、給食をいつもはおかわりするのに今日は食べなかったので体調がわるいのか、今日は大きな声で発言できたしとてもやる気の一日だったとか、プールの見学カードを先生が見忘れて見学にしてしまったので謝りたいなど様々です。
ここまでの頻度で電話が来ると、私としても慣れてきて「この先生はまじめなだけなんだな、とにかく電話してくれることに感謝しよう」と思うようになりました。
なので、忙しくても電話口では「いつもお電話くださってありがとうございます。状況が分かって助かります」と言っていました。個人面談も各学期に一度はあるのですが、その度に先生に感謝の気持ちを伝えていました。
自分の子だけが電話されてる?
小学校1年生の一学期、私はあまり小学校にママ友がいなかったのです。特に同じクラスに幼稚園が一緒のママがいなかったので、他の子も自分の子のように毎日電話が来ていると勝手に思っていたのです。
だから、二学期に入り、同じクラスの子が全然電話が来ないことを知ると驚きました。一部の生徒だけが毎日電話を受けていて、そこに自分の子が入っていたのです。
もしかして、わが子はADHD?なのか。そう疑いましたが、直接先生に聞くと、「そうではなく、○○君は幼いので手助けが必要なタイプなだけです」と言われました。
選択制の面談の時も先生から「必ず来てください」と言われ「仕事でいけない」と言うと、「夏休みでもいいから時間を取りますので」と言われました。夏休みに教室で1時間も話した記憶があります。しかも、内容はあまりなくて、世間話とかお互いの教育論などを話し合っただけです。これはなんと2年間も続きました。
どういうことかというと、2年生も同じこの先生が担任だったのです。このエリアの小学校は毎年先生が変わるのが当たり前なので、2年間も同じ担任になることは珍しいことなのです。
なんだかそんな予感がしていた私は、先生に「うちの子選んだんですか?」と冗談で聞くと、「そうなんです。○○(息子)が大好きなんで2年生でも僕のクラスにもらいましたよ」と言われました。
出来ない子ほどかわいい
うちの長男はいつもボーっとしています。今でもそうです。なので教室でも多分そうでしょう。
今、下の娘は小学2年生になりましたが、1年生の時に先生からの電話は1度もありませんでした。とても不人気な厳しい先生が担任でしたが、面談の時には褒められるばかりで「言うことなし」と言われました。
実際は娘にも問題点はたくさんあるのですが、とにかく学校では何も問題ないらしく、言われることもありませんでした。おそらく娘は「小学校が求める子ども」に当てはまるのだと思います。これはこれで、女子特有の問題がいろいろあるので追々記事にする予定です。
ですが、息子は全然違います。人と自分が同じでなくても全く気にしません。大切な部分以外は人にどう思われてもいいタイプなのです。クラスのお笑い的な存在で友達もたくさんいるので目立ちます。だからいつも、怒られています。
そんな息子なので先生は気になってしょうがないのです。娘と息子、どちらが面倒かというと、もちろん息子です。ですが、先生も親も同じ。できない子ほどかわいいのです。
ではそんな息子が先生とどんなふうに関わったのか、次のページでお伝えします。