子供が小学校になると考える働き方の選択肢 意志とタイミングが必要

上の子が小学校にあがると猛烈に働きたくなった

私の場合を少しお話しすると、上の子が小学校1年生になると、無性に働きたくなりました。これは、個人のタイプにもよると思いますが、もともと働くことが好きで人と関わることが好きな私には当たり前のことだったのかもしれません。

ある朝、専業主婦の私は、旦那さんを会社に上の息子を小学校に送り出し、下の娘を幼稚園に自転車で送り届け、一息ついてテレビを見ていました。

朝のニュース情報番組です。たまたまその日は、この番組のあるキャスターが最後の日ということで、番組の最後に挨拶をしていました。涙ながらにお礼を言うキャスター、そして周りのスタッフも泣いているのをみて、「仕事っていいな、こんなふうに思いを込めて仕事できるなんてうらやましい」と思いました。これが働きたいと思った最初のきっかけです。

仕事は本当に面白いです。人生で一番勉強させてもらったのは学校でも親でもなく、会社なのではないかと思います。会社で出会う様々な種類の人たち、取引先のお偉いさんから自分の後輩などいろいろな立場、年齢の人と関わり、様々なことを学びました。

専業主婦になる前はメーカーの営業をしていたのですが、泣きながら残業したことや社内で大喧嘩したこと、同期と飲みながら論議して翌朝ひどい目にあったことなど、辛かったのですがとても楽しい時間でした。学校では得られない人間関係の奥深さや物を作る楽しさ、周りの人と協力して乗り越える喜びがあります。それは一言では言い表せないのですが、仕事を一生懸命にしたものだけが感じる泣き笑いのようなものです。

専業主婦になったとき、「自分はなんて専業主婦が向いているのだろう」と思いました。実際楽しかったし、また、専業主婦になることも全然できるのですが、働きたいという気持ちは突然やってきます。そんな自分のサインを見逃さないでほしいと思います。

働くきっかけ

私の場合、子供達が手がかからなくなってきたというのも理由としてあります。それは私が夜、疲れないから眠れなくなってしまうという体の変化にも表れてきました。

子供が赤ちゃんや幼児の時はお世話が大変でずっと動いていました。赤ちゃんの頃は夜泣きや後追いなど、ひと時も休む時間はありませんし、幼稚園の時も自分の時間なんて一切なく、子育てに力を注いで疲れ果てていました。でも、ある程度子供が個人として確立してくる5歳~小学生くらいになると、私は子どもを尊重すればいいだけで、そこまで動かなくてよくなってきます。

そのため、昼間に疲れない=夜眠れないという事態になりました。

「私はまだ1日の体力が有り余ってる、だったら働かこうかな」と思いました

こういうと専業主婦でなにもしていないように思われますが、家事はしっかりやっていました。自分で言うのもなんですが、もちろん掃除も料理も手抜き無しです。それでも時間が余り、テニススクールやサークルに通い、ハンドメイドのネットショップを立ち上げ、地域の人とマルシェを開いたりしました。ママ友とのランチや子供の誕生日パーティなどもしょっちゅうしていましたし、幼稚園の後は公園でずっと子供と遊んでいました。毎日予定が詰まっていました。

でも、眠れなくなりました。ストレスが少ないのでどんなに忙しくても精神的に疲れないのです。そして、自分がもっと広い世界で成長したいと思うようになりました。まだ自分は若いのだから、もっと苦労していろんな壁を越えてみたいと思うようになりました。私が35歳の時です。

周りは関係ない、最初は自分がどうしたいのか

専業主婦の人と話すと、本当にみんな同じことを言います。

私が働いたら家族に迷惑がかかるから、私は子どものために家にいる。夫の協力を得られないから働けない、家事は誰がやるのか、祖父母が反対するなどです。

現実的にそうなのかもしれませんが、私からしたらそれは、すべて言い訳に過ぎないと思います。

自分が本気で働きたいと思っていないのです。今の生活で満足していて問題がないと思っているのに、なぜか口では「働きたい」と言うのです。だから、そんなママ友には相談を受けてもあいまいにしています。自分が働きたいと本気で思ったらもう、行動しているからです。

そもそも、母親は子供の犠牲などではないのです。子供のおかげで小さな私がどれだけ成長できたから知れません。結論、自分がしたいことをすればいいのです。働きたいか、家にいたいのか、責任のある仕事をしたいのか、息抜きでルーティンの仕事を数時間したいのか、すべてが正解です。人にはタイプがあるので、家にいたければ無理に働くことはありません。周りが働いているからとか働いていないと変に思われるなど、どう思われるかは本当にどうでもいい話です。

そしてすこし付け加えると自分の意志とは別に、タイミングがあることを知ってください。

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