小さなきっかけが大問題にかわる
ママ友の世界は女子の群れで出来ています。そこにはよくある女子の妬みが存在し、自分たちと共通点を見つけることで成り立つグループというものです。これは、逆に考えると、小さな異物や人と違うと判断したものを徹底的に排除しようとする嫌いがあります。小さなきっかけを元に大きな問題にしたがるのも特徴のひとつです。
私の場合、同じマンションのママ友と5人組でかなり仲良くしていましたが、幼稚園入園と共に関係は決裂しました。きっかけは私だけがある幼稚園の抽選に合格したことです。また、私だけ、2人目を妊娠し、私だけ幼稚園の送り迎えのあと、ロビーでおしゃべりせず、テニススクールに通い始めました。でも、私がテニスに行ったあとに、残った4人が居なくなった私の悪口をロビーで言っていたことには驚きました。
幼稚園の入園抽選のあと、ママ友のひとりが「抽選なんて断ってみんなで同じ幼稚園に行こうね」と言ってきたのを覚えています。
もちろん、私は第一希望の幼稚園に通うことにしたのですが、あれが決裂の第一歩だったのかもしれないと思っています。
この件は、今、普通に話せますが、当時はかなりの打撃を受け、5キロほど痩せてしまいました。毎日毎日一緒に過ごし、信用していたママ友に裏切られ、引っ越ししようとまで思い詰めました。ママ友というものが、どんなものなのか、当時の自分には分かっていなかったのだと思います。
特に同じマンションだったのが悪く、幼稚園のママというのは送り迎えの後に長時間ロビーでたむろしておしゃべりします。必ず1階のロビーを通らなくてはならず、その度に嫌な思いをしました。運よく大規模マンションだったので、他のグループもたくさんありましたし、幼稚園で新しい友達ができたので、そこまで問題ではなくなりましたが、これは結構きつかったです。私以外の4人が行った幼稚園の他のママから、私のことを知らないはずなのに嫌な顔をされ、4人が私の悪口をマンションのロビーで言っているなんだなと感じました。専業主婦の長時間のおしゃべりの中ではいいネタになっていたとも思いました。
ママ友の末路
では、そんなママ友がその後どうなるのか。
だいたいがグループ消滅します。特に、子供が小学校に入ると、グループは必ずと言っていいほど無くなります。これは、元々ママ友というのが薄いつながりなのだから、当たり前のことです。学校生活や部活で同じ青春を味わったわけでもなく、会社で苦労を共にしたわけでもありません。
もちろん、私の悪口を言っていた4人も、今では一緒にいるところを見たことがありません。それは小学校に入る前からそうで、理由はよくわからないのですが、他のママさんからいろいろと話を聴くと、あのグループと縁を切って本当に良かったと思っています。当時はかなり傷つきましたが、周りの意見はなかなか的を得ているものです。悪口で結束する仲間ほど、薄い付き合いはありません。
ママ友は必要か
答えは、必要です。それに、産後は人間の本能でママ友を作りたくなるのだから、本能に逆らうことは出来ません。
いろいろ嫌なこともあったけど、実際ママ友がいたおかげで、楽しいこともありました。情報もたくさんもらえました。幼稚園でできた新しいグループのいくつかは、5年が経った今でも毎年飲みに行ったりしています。
だから、ママ友は作るべきです。ただし、嫌な思いをしないために、自分の中で基準を作ればいいのです。昔の私にそれを教えてあげたいくらいです。
また、基本的にママ友は2年〜3年スパンを考えましょう。子供の環境が変わったら、潔く身を引いてください。これは鉄則です。ママ友ではなくそのまま自分の友達になったならば、一生付き合っていけばいいのです。
マタニティから産後3歳くらいまで、4歳から幼稚園卒園の6歳までという風に、子どもの環境が変わるたびに自然にママ友を消滅させていくのが理想です。
ママ友になる前にここをチェックしろ
ママ友にするなら、安全な人を選びたいものです。その中から、本当の友達になる可能性もあります。
でも中にはモンスター的なママがいて、いわゆるボスママと呼ばれる嫌な存在もいることが事実です。彼女たちには、わかりやすいポイントがありますが、産後の精神状態では、判断が鈍ってしまいがちなので、ポイントをお伝えします。
これは他のネットや正統派の本などの意見とはかけ離れています。偏見だ、人道的ではないと言われるかもしれませんが、世の中そんなに甘くないです。特に女の世界では昔から変わらずマウンティングや格差が存在し、裏の顔や嫉妬からくるイジメは絶対と言っていいほどあります。すぐに人を信じてしまう私は、今までぬるい環境に居て、ママ友という危ない環境に気づかず振り回され、結果痛い思いをしました。実際に私がママ友と接する中で苦労し、やせ細るくらい悩んだ中で見つけた答えです。もし、一般的な答えや正道を求めているなら、ここから先は読まないでください。