ママ友は必要か こんなママ友は危険 大型マンションの落とし穴

マンションの人付き合い

マンションは、一般的に人付き合いをしないことでよく知られています。ゴミの管理や公園の整理は管理人がやってくれるし、自転車置き場のトラブルだって、当人同士でやりとりすることはありません。隣との壁も厚く、音も少なく、隣の方と顔を合わせるということも滅多にありません。

だから私も、住んでしばらく経つまで、どんな人が隣近所なのか、よく知りませんでした。

今はもう、10年経って、顔見知りにはなりましたが、改めて立ち止まっておしゃべりしたり、家を行き来したりはしていません。隣の子とうちの子が小学生で同じ学年だったとしてもです。

冷たいと言われるかもしれませんがが、そうではなく、同じ階の三軒隣の部屋の子どもが鍵を忘れて家に入れなかった時は、その子をママが帰ってくるまでうちで見てあげたりしていますでも、その家のママと仲良くなったわけではありません。

みんな、人並みに優しいけれど、深入りしないだけなのです。

そんなマンション付き合いですが、ひとつ、例外があります。

それがママ友という存在です。

ママ友だけは、本当に厄介で、大人になってから、こんなに苦しむとは、自分でも考えていなかったと思います。

ママ友は子どもを産むと絶対にほしくなる

これは、母親の本能です。以前NHKスペシャルでも放送されましたが、人間は産後、誰もがママ友をつくりたくなるのです。それは科学できちんと証明されています。

産後、エストロゲンというホルモンが急激に減少し、不安や孤独を感じやすくなります。また、赤ちゃんの脳は未熟な形で生まれてきます。そんな中で人類は進化する過程で自ら、共同養育という、独自のスタイルを生み出しました。産後、ママ友が欲しくなるのは当たり前の感情なのです。

ママ友と友達の違い

そんな本能に縛られながら、初めての育児をする母親は、慣れない育児と環境の変化にどんなしっかりした人でも必ず戸惑い、不安を抱えるでしょう。そんな心の状態で、通常の判断ができるわけがないのです。産後は今までの自分の基準とは異なる、ママ友という存在を作るのに躍起になってしまうのです。

地域の両親学級に行ってママ友をつくることから始まり、予防接種があるたびにママ友がいない自分と周りを比較して悩み、公園では子供と同じくらいのママが居ないか探して、話しかける、それは、誰もが産後経験するでしょう。自分の子に同い年の友達を作ってあげなくちゃという、ママとしての責任感も追い討ちをかけます。

だから、この時期できたママ友は、通常の友達とは違います。今まで絶対クラスにいても友達にはならなかったタイプの人でも自分から進んでママ友になろうとします。

ただ子供が同い年というだけで、同じ月に生まれただけで、ご近所なだけで、もう立派なママ友になるのです。

でもそこには大きな落とし穴があります。ママ友がどんな子供時代を過ごしたか知っていますか?どんな旦那さんでどんな両親か知ってますか?自分とママ友は生きてきた環境も価値観も全く違うということに自分で気づかないふりをするのです。

子どもという人質

学校や会社はレベルが同じ、自分と価値観の似通った人の集まりです。もう随分前から、受験や就職活動によって、ある程度選別された環境の中に自分はいるのです。ですから、本来ママ友という何のつながりもないはずの友達とうまくいくわけがないのです。

ママ友は子供のために、平気で裏切ります。それが母親だからです。そして、ママでなければ、自分の意見を言ったり、喧嘩したりできても、ママ友には出来ません、理由は子どものためです。自分のせいで子供が仲間外れになるかもしれない、幼稚園でイジメられるかもしれない、そう思うと、我慢するしかないのです。子供を守るために、自分は我慢しようとします。

これは当たり前の行動ですが、この我慢が悪口という種になります。

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